2009年7月12日日曜日
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日本とEUの連携プログラムがGood Practiceに輝く【東京大学】

20:25

工学系研究科建築学専攻 教授 松村秀一
新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻 教授 大野秀敏

1. Good Practiceの選定

 2009年春、欧州委員会(European Commission)は、本学の工学系研究科および新領域創成科学研究科など日欧の7大学8研究科が進める教育プログラムAUSMIPを"Good Practices"に選んだと発表した。この栄誉は、2001年から2005年の間にECが資金援助した欧州連合(European Union)諸国と域外先進国との間で進められた高等教育・職業教育に関する全88プロジェクトから8プロジェクトに与えられた。日本とEUの間の連携プ ロジェクトでは唯一AUSMIPだけが選ばれた。

2. AUSMIPとは

 AUSMIPとはEU-Japan: Architecture and Urbanism Student Mobility International Programの頭文字を取ったもので、名前が示す通り建築と都市の研究と研鑽のための教育交流プログラムである。日本側からは、本学工学系研究科(建築 学専攻)を幹事校として、本学新領域創成科学研究科、九州大学大学院人間環境学府、千葉大学大学院工学研究科・園芸学研究科が参加し、EU側は国立パリ建 築大学ラビレット校(フランス)を幹事校として、WENK シントルーカス大学建築・都市計画学部(ベルギー)、リスボン工科大学建築学部(ポルトガル)、ミュンヘン工科大学(ドイツ)が参加している。派遣される のは、修士課程レベルの学生で、それぞれ6~9ヶ月間協定校に滞在し、課程を履修し、取得した成果をそれぞれの派遣元の大学の単位として認められる。本プ ログラムの特徴は、これまでの研究型留学とは異なり、正規課程の一部であり、互恵的双方的であり、それぞれの教育現場に外国人学生が参加することにある。

3. プログラムの運用

 本プログラムは、2002年度に日本とEU間の「日本・EU留学生交流パイロットプログラム」第1号として採択されたことに始まり、最初の2年間、 2003年度と2004年度は、コンソーシアム型協定を基礎に、両国政府の直接支援により各年度40名の学生の派遣(内東京大学は20名)と40名の受入 れ(内東京大学は20名)を行った。2005年度以降は、日本学生支援機構(JASSO)の「短期留学推進制度-戦略コンソーシアム交流プログラム」の支 援を得るとともに、東京大学の21世紀COE「都市空間の持続再生学の創出」及びGCOE「都市空間の持続再生学の展開」、更には九州大学の21世紀 COE「循環型住空間システムの構築」の一環として位置付けることで継続している。過去4年度で派遣58名(内東京大学27名)受入れ40名(内東京大学 21名)を実現した。今年度も引き続き同様の枠組みで派遣と受入れが予定されている。
 また、この間、シンポジウムやセミナーの開催、研究報告書の発行の他、教員間の研究交流等も活発化していることも特筆に値する。

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