筑波大学の計算科学研究センターは,円周率の計算けた数で2兆5769億8037万けたの世界記録を樹立しました。 計算に使用したのは,2008年(平成20年)6月から同センターで運用を開始している「T2K筑波システム」という,一秒間に約95兆回の計算ができる スーパーコンピュータです。
これまでの記録は,東京大学情報基盤センター及び(株)日立製作所のグループが,2002年に達成した1兆2411 億けたで,今回の記録はそれを約2倍更新しました。なお,今回の世界記録は,スーパーコンピュータの性能・信頼性等の評価のための高性能計算の一例として 実施した結果,得られたものです。
円周率は無理数として知られており,紀元前3世紀にアルキメデスが円周率の値を「3.14」と計算して以来,円周率の値をより正確に求める努力が続けられてきました。
今回の計算では超並列型スーパーコンピュータ「T2K筑波システム」のうち640台を用い,さらにプログラムの効率化によって,計算けた数は約2倍の2兆 5769億8037万けたに増えているにもかかわらず,計算時間は73時間36分(検証計算時間を含む。)と,これまでの1/8以下に短縮することに成功 しました。
2兆5769億8037万けたの円周率が正しく計算されたことは,二つの異なる公式を用いて計算した結果を比較し,一致していること により確認しました。また,今回の計算においては一度もシステムに不具合が発生しなかったことから,「T2K筑波システム」の高い信頼性を検証することも できました。
これまでの記録は,東京大学情報基盤センター及び(株)日立製作所のグループが,2002年に達成した1兆2411 億けたで,今回の記録はそれを約2倍更新しました。なお,今回の世界記録は,スーパーコンピュータの性能・信頼性等の評価のための高性能計算の一例として 実施した結果,得られたものです。
円周率は無理数として知られており,紀元前3世紀にアルキメデスが円周率の値を「3.14」と計算して以来,円周率の値をより正確に求める努力が続けられてきました。
今回の計算では超並列型スーパーコンピュータ「T2K筑波システム」のうち640台を用い,さらにプログラムの効率化によって,計算けた数は約2倍の2兆 5769億8037万けたに増えているにもかかわらず,計算時間は73時間36分(検証計算時間を含む。)と,これまでの1/8以下に短縮することに成功 しました。
2兆5769億8037万けたの円周率が正しく計算されたことは,二つの異なる公式を用いて計算した結果を比較し,一致していること により確認しました。また,今回の計算においては一度もシステムに不具合が発生しなかったことから,「T2K筑波システム」の高い信頼性を検証することも できました。

T2K筑波システム
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